AutoCADちょいテク①【コピペ時の便利なコマンド】
こんにちは、mikkoです。
今回は、【コピペの便利なオプション】を紹介します。
AoutoCADで図面を描いているときに図形が複数必要になることが頻繁にあります。
その際に利用するのが図形のコピペ(コピー&貼り付け)だと思います。
そんなコピペ作業中にこんなことを思った人はいないでしょうか。
- コピーした図形の起点を変更して貼り付けたい
- コピーした図形の角度を変えて貼り付けたい
- コピーした図形の尺度を変えて貼り付けたい
上記の作業は貼り付け後に再度選択して別コマンドで問題なく行えますが、
実は貼付と同時に設定することが可能です。
作業効率が上がると思いますので是非覚えてみてはいかがでしょうか。
AoutoCADでのコピペで便利なオプション
- B :基点変更
- R : 角度変更
- S :尺度変更
使い方
①コピーまたは基点コピーでオブジェクトを選択
②貼付またはブロックとして貼付の時 コマンドラインに『挿入点を指定』と出てきた時にオプションを入力
例)コピーした時に指定した挿入点と違うところを基点としたい場合
①『挿入点を指定』と出てきた時に B と入力
②オブジェクトがその場に仮置きされ新しい基点を指定できるようになります。
例)貼付の時に角度を変更したい場合
①『挿入点を指定』と出てきた時に R と入力
②『回転角度を指定』となり数値で角度が入力できます。
例)貼付の時に尺度を変更したい場合
①『挿入点を指定』と出てきた時に S と入力
②『XYZ 軸に対する尺度を指定』となり数値で尺度が入力できます。
(2倍にしたいなら2と入力)
注意!!
普通の作図には複写(copy)の方が早いです。
大量のオブジェクトをクリップボードにコピーする場合は事前に保存しましょう。
AoutoCADでのコピペ基本ショートカット
参考までにコピペのショートカットキーも併せて紹介します。これだけでも作業が大幅に効率化すると思いますので覚えていない方はぜひこの機会に覚えておきましょう。
【コピーのショートカットキー】
- AutoCADのコマンド:複写(copy)
- クリップボードにコピー:
コピー(copyclip) = Ctrl + C
基点コピー(copybase) = Ctrl + Shift + C
【ペースト(貼り付け)のショートカットキー】
- クリップボードから貼付
貼付(pasteclip) = Ctrl + V
ブロックとして貼付(pasteblock) = Ctrl + Shift + V
まとめ
今回はAoutoCADのコピペのオプションについて解説しました。コピペは作図上とても頻繁に利用するツールだと思いますのでその分、今回のちょいテクを使うことで大幅に作業効率が上がるはずです。コピペのショートカットも重要ですので覚えていない方はぜひこの機会に覚えて損はないはずです。
それではまた次回の記事で(^^)/