AutoCADちょいテクその⑩【データ量が重い図面を軽くする方法】
こんにちはmikkoです。
今回は【データ量が重い図面を軽くする方法】を紹介します。
オブジェクトの量に対しデータ量が異常に重い図面はありませんか?
そんなときには今回記事の図面を軽くする方法も試してみては如何でしょう。
【データ量が重い図面を軽くする方法】
- まずやることは、図面のお掃除!【PURGE】
- 修復コマンド【RECOVER】
- 裏技【WBLOCK】ブロック書き出し
① まずやることは、図面のお掃除!【PURGE】
PURGEはデータを軽くするコマンドです。
不要な画層、使用していないブロックなどを削除するコマンドです。
これでけっこう軽くなったりします。
② 修復コマンド【RECOVER】
PURGE をしても重い、そんな時は図面が壊れているかもしれません。
コマンドライン【RECOVER】→図面を選択
エラーを検出し、エラーがあった場合は修復してくれます。
③ 裏技【WBLOCK】ブロック書き出し
本来はオブジェクトを図面として保存し、ブロックとして挿入する為のコマンドですが、WBLOCKで選択したものは、必要なもの以外は全て削除されるのでこれを裏技的に使用します。
ブロックを作りたいわけではないので、WBLOCKのダイアログの作成元 は図面全体に✓し、名前をつけて保存します。
これで余分なデータは全て削除されデータが軽くなります。
【WBLOCK】ブロック書き出しの注意点!!
- 必ず一度保存してから行いましょう。フリーズする場合もあります。
- 一時的に名前を変えて保存するので元の図面に上書き保存する際間違えないよう注意してください。
- ページ設定だけは使用されていても無くなってしまうので再度読み込みが必要です。
補 足
【AutoCADでDWGファイルのサイズが増加し、ファイルのパフォーマンスが低下する】
まとめ
受領図面などで、リンクのような状況になっている図面内のオブジェクトをコピーすると正常な図面もファイルサイズが非常に増加してしまいます。データが重くなるとサーバーの容量を圧迫するだけでなく、作図のパフォーマンスも落ちてしまいます。
データが重いなと思った場合は今回の【データ量が重い図面を軽くする方法】を試してみてください。
それではまた次回の記事で(^^)/
次の記事
AutoCADちょいテク⑪【寸法の画層を設定する方法】