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AoutoCADちょいテク⑥【オブジェクトやブロックを回転して複写配置する方法】

AoutoCAD‐ちょいテク

こんにちはmikkoです。
AoutoCADで作図中にこんな時ありませんか?

  • 配置図で敷地外周にあるフェンスに指定間隔で□マーク(支柱)を入れたい。
  • 鉄筋を等分割または指定間隔で配置したい。

そんな時の方法を今回は紹介します。

【オブジェクトやブロックを回転して複写配置する方法】

複写配置する方法には下記の4種類があります。

  • 方法①:【ARRAY】[配列複写]
    (ダイアログを出す場合は【ARRAYCLASSIC】[旧配列複写])
  • 方法②:【MEASURE】[メジャー] = 間隔指定 ← お勧め‼
  • 方法③:【DIVIDE】[ディバイダ] = 分割数指定 ← お勧め‼
  • 方法④:【ARRAYPATH】[パス配列複写] ← 注意!変更しずらいです

個人的には③と④が使いやすいと思いますので今回は③と④の方法について説明します。

方法②と③の使い方

1) 回転させて配置したいオブジェクトをブロックに登録
”と入力 → ブロック定義(挿入基点指示、名前付ける、オブジェクト選択)
2) 間隔指定するなら【DIVIDE】、分割数指定するなら【MEASURE】を入力
3)分割(計測)表示するオブジェクトを選択
4)分割数(計測間隔)を指定 または[ブロック(B)]と表示されるので ”B” と入力
5)挿入するブロック名を入力と表示されるので、1)作ったブロック名を入力
6)ブロックを回転させながら挿入しますか?と表示されるので ”Y” と入力
7)分割数を入力(計測間隔を指定)

例)円柱の鉄筋を均等配置する

方法①:ARRAYCLASSICを使って作成

【手順】
1.円柱及び鉄筋のオブジェクトを作成

2.コマンドラインに ARRAYCLASSIC と入力しダイアログを表示させる。

3.完成

方法②:DIVIDEを使って作成

【手順】
1.円柱・鉄筋・鉄筋が並ぶ想定のラインに補助線を記入

2.コマンドラインに B と入力しダイアログを表示させる。

3.コマンドラインに DIVIDE (間隔指定) と入力
→補助線を選択
→分割表示するオブジェクトを選択
→分割数を指定 または[ブロック(B)]と表示されるので ”B” と入力
→挿入するブロック名を入力と表示されるので、ブロック名を入力
(先ほどブロック化した[鉄筋]を記入)
→ブロックを回転させながら挿入しますか?と表示されるので”Y”と入力
→分割数を入力(今回は10分割の為10と入力)

4.補助線を非表示もしくは削除して完成

例)フェンスの支柱を配置する

方法③:MEASURE を使って作成

【手順】
1.フェンスラインをポリラインにて作成

2.コマンドラインに B と入力しダイアログを表示させる。

3.コマンドラインに MEASURE (分割数指定) と入力
→補助線を選択
→計測表示するオブジェクトを選択
→計測間隔を指定 または[ブロック(B)]と表示されるので ”B” と入力
→挿入するブロック名を入力と表示されるので、ブロック名を入力
(先ほどブロック化した[支柱]を記入)
→ブロックを回転させながら挿入しますか?と表示されるので”Y”と入力
→計測間隔を入力(今回は3mピッチとするため3000と入力)

4.完成

フェンスの支柱を配置の注意点!!


【原因と修正方法】

原因:ポリライン

修正方法:ポリライン編集にて反転(R)を選択
反転後に再度手順の3を行うと修正できます。
※ポリライン編集は編集したいポリラインをダブルクリック
もしくは修正→ポリライン編集より変更可能です。

まとめ

今回は【オブジェクトやブロックを回転して複写配置する方法】について解説しました。
作図中に同一のオブジェクトを複数作図するときには非常に便利ですので是非使ってみてください。
それではまた次回の記事で(^^)/

次の記事

AoutoCADちょいテクその⑦【UCS(ユーザー座標系)の使い方】

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